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市民公開シンポジウム
「うまいもん、ぎょうさん食べたい!〜未来へつながる作物の品種改良〜」
チラシ
市民公開シンポジウム「うまいもん、ぎょうさん食べたい!〜未来へつながる作物の品種改良〜」を、日本植物バイオテクノロジー学会の主催、神戸大学大学院農学研究科の共催にて、以下の要領で開催いたします。皆様、ぜひご参加ください。
開催日時:2025年9月7日(日)13:30〜17:00
開催形式:対面およびオンラインのハイブリッド開催
開催場所:神戸大学百年記念館六甲ホール
https://www.kobe-u.ac.jp/ja/about/outline/facilities/centennial-hall/
参加費:無料
参加申込:現地参加・オンライン参加とも、以下の参加申込フォームから事前申込をお願いします。参加申込をいただいた方には、開催日の前日までにオンライン参加用のZoomリンク情報を登録いただいたメールアドレスにお送りします。
https://forms.gle/1Pj3uf4TZdtLGCLHA

参加申込〆切:2025年9月1日(月)
概要:本シンポジウムでは、現生人類が約1万年前に農耕を始めて以来、野生種から自然変異の選抜により栽培作物を育種してきた歴史と20世紀以降の近代的品種改良の取り組み、さらに、植物バイオテクノロジーを利用して広範な遺伝資源を活用する“次世代バイオ育種”への取り組みと成果について、神戸大学所属の5名の講演者により情報提供を行うとともに、本学会会員と一般参加者が共に、それらの知見と成果を作物育種に活かす方策について議論します。
プログラム:
13:30〜13:35 開会挨拶
13:35〜14:10 森 直樹(神戸大院農)
「コムギ1万年の旅」
世界の主要な作物であるコムギは、今から約1万年前に西南アジアの「肥沃な三日月地帯」で野生コムギから人類の手で栽培化されて誕生しました。本講演では、その起源と世界各地への伝播、野生種から栽培種への進化から近代育種までフィールド調査の様子も交えて紹介します。
14:10〜14:45 石川 亮(神戸大院農)
「おコメの誕生と改良の歴史」
うまいコメをおなかいっぱい食べたい。私たちの祖先はそんな思いで雑草である野生イネから現在の栽培イネを作ってきました。日本におコメが来るまで、そして瑞穂の国と呼ばれる日本での改良の歴史を紹介します。
14:45〜15:20 宇野 雄一(神戸大院農)
「イチゴ栽培品種の変遷と先端技術による品種育成」
イチゴの栽培種が生まれてから日本に導入されて多様な品種が登場した歴史を概説し、新技術のゲノム編集による品種改良について、低アレルゲン化の話題を紹介します。
15:30〜16:05 安田 剛志(神戸大院農)
「リンゴとナシ栽培品種の変遷と新品種開発への取組み」
見た目は似ているリンゴとナシはバラ科リンゴ連に属する仲間ですが、味や食感、栽培適地などに大きな違いがあります。本講演では、これら果樹の起源、日本への伝播・導入、主要品種の育成と附属食資源センターで取り組んでいる香りナシ育成について紹介します。
16:05〜16:40 石崎 公庸(神戸大院理)
「庭の嫌われ者ゼニゴケを利用した植物バイオものづくり」
コケ植物ゼニゴケはその旺盛な繁殖力から庭園や農業の現場では駆除対象ですが、そのゲノム改変の容易さなどの特徴から新たな物質生産系として、または新奇作物としての利用が検討されています。その新たな取り組みについて紹介します。
16:40〜17:00 パネルディスカッション
問合せ先:日本植物バイオテクノロジー学会神戸大会実行委員会
ans-jspb42_office@lab.kobe-u.ac.jp