ご挨拶

第41回日本植物バイオテクノロジー学会(仙台)大会は,令和6年8月30日〜9月1日の3日間にわたって,東北大学川内キャンパスにおいて現地開催とオンライン配信とのハイブリッド方式で開催され,大盛況のうちに無事に終えることができました.本大会と時を同じくして,強風と大雨を伴う大型の台風10号が九州地方に上陸し,その影響は東海地方にまで及び,飛行機や新幹線の計画運休が相次いだなかでの開催となりました.事前参加登録された方々(412名)のうち361名の皆様が現地参加を予定されていましたが,その一部の方々は台風の影響でオンライン参加への切り替えを余儀なくされました.しかしながら,ほとんどの皆様については大会期間内のご来仙が実現し,協賛企業・団体の皆様を含めますと現地会場での参加数は441名に上ることとなりました.これに多数のオンライン参加者が加わり,一般口頭発表,シンポジウム,ランチョンセミナー等が滞りなく行われ,各会場にて活発な討論が繰り広げられました.懇親会も大勢の皆様にご参加いただいて賑やかに開催され,交流を深める絶好の機会となりました.また本大会に併催の市民公開シンポジウムもハイブリッド方式で開催され,約290名の高校生や市民の皆様のご参加を得て大盛会となりました.天変地異やパンデミックなど,大会の開催を脅かす事象が多くなっておりますが,仙台大会での経験が今後の大会開催の参考になればと願っております.仙台大会にご参加いただきました皆様,ならびに開催に際してご協力・ご支援いただいたすべての皆様に,大会実行委員会の委員一同,深く感謝申し上げます.


現地の大会は終了しました.ご参加ありがとうございました.
引き続きORSAM portalが9月9日まで利用可能です.
ご活用頂きますようお願いいたします.

2024年9月
第41回日本植物バイオテクノロジー学会大会
実行委員長 中山 亨
(東北大学大学院工学研究科)

中山 亨

大会実行委員(2024年1月現在)
鳥山欽哉、渡辺正夫、北柴大泰、早川俊彦、伊藤幸博、高橋征司、山本雅也、青木裕一、五十嵐圭介、小島創一、和氣駿之




第41回日本植物バイオテクノロジー学会(仙台)大会は,2024年8月30日(金)から9月1日(日)の3日間にわたり,仙台市青葉区の東北大学川内北キャンパスで開催されます.仙台での開催は第28回大会以来,14年ぶりとなります.第40回(千葉)大会に続き,第41回(仙台)大会も,オンライン配信を併用するハイブリッド型の現地開催となります.懇親会は同じ川内北キャンパス内に位置するカフェテリアにて対面開催いたします.ハイブリッド型の現地開催により,できるだけ多くの皆様に学会参加の機会をご提供させていただき,この大会を通じて参加者の皆様による活発な議論と深い交流が実現されることを期待しております.

2020年に名称を「日本植物バイオテクノロジー学会」に改めて以来,本学会の活動は国内外からますます注目を浴びています.大会は,そうした学会の最も重要な活動の一つであり,過去から積み上げてきた当学会の誇るべき知と技術を再確認するとともに,時代の最先端を行く我が国の,そして世界の植物バイオテクノロジーを,仙台にて参加者の皆様全員で共有できますことを願っております.その実現に向けて,大会は第1日目の8月30日(金)から一般講演とシンポジウムでスタートし,第2日目の8月31日(土)の午後に総会ならびに授賞式と受賞講演を行い,同じ日の夕刻からキャンパス内に位置するカフェテリアにて情報交換会(懇親会)を行います.第3日目の9月1日(日)には一般講演のほか,ゲノム編集に関する国際シンポジウムや市民公開シンポジウムが開催されます.シンポジウムとしては,上述の国際シンポジウムの他,本部企画や開催地東北から発信される企画がございます.参加者の皆様に有益な情報をお届けできるランチョンセミナー(第1日と第2日)や企業展示(開催期間中)も実施いたします.また先般の理事会におきまして,第41回(仙台)大会でも学生発表優秀賞授賞を実施することが決定しております.

大会会場は,JR仙台駅から仙台市地下鉄東西線で7分の川内駅から徒歩1分とアクセスが非常に良く,またごく近接した2つの講義棟を利用する会場移動の便に優れた設定となっております.また会場の近隣には,わが国で初めて天然記念物に指定された広大な東北大学植物園があり,当学会の皆様にはそちらも楽しんでいただけることと思います.伊達政宗ゆかりの仙台城址や博物館,美術館も近く,お時間のある時に散策されますのも気分転換になるかと存じます.さらに牛タンや新鮮な魚介類,地酒など,仙台ならではの食文化もお楽しみいただけます.

皆様には是非仙台に足を運んでいただき学会を楽しんでいただけますよう,またオンライン配信も用意してできるだけ多くの皆様に大会参加の機会をご提供できますよう,実行委員一同,努力させていただく所存です.より多くの皆様のご参加を心からお願い申し上げます.